アニメ「名探偵コナン」こと、コナンくんの感想を簡単に載せていく場所です。 情報としては下にある通り、いくらかのスタッフクレジットなども含めています(敬称略)。 ☆注意事項☆ 好き勝手に書いています。この場合の「軽口」とは、滑稽や面白い言葉の意でなくお喋りな様です。 これをご覧になって気分を害されましても責任は負えません。ネタバレも同様に。劇場版含みます。 苦情やご意見は掲示板までお願いします。その他雑談もどうぞ。 以前の物はこちら。 ここをクリックすると、このページでの最新回まで飛ぶことができます。 |
話数 | サブタイトル | 構成 / 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監修 | 作画監督 | 作画監督補佐 | 放送日 |
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あらすじ / 感想 | ひとくちメモ | 気になったBGM | 評価 (SからDまで) |
1101 | 不死身男のプライド | 扇澤延男 | 加瀬充子 | 向山鶴美 | 髙橋恒星・徳倉栄一 | 10月21日 | ||
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アニメオリジナル回。無敵を謳う男は自殺を図る。強がる程に弱い、人間の性。 情けない奴め。命を粗末にするんじゃない。 作画はマウス。微妙。しかしサブキャラデザインは好みだった。警察、探偵の4分割カットも悪くない。 次回はこれまた随分前の再放送。於地監督が入って、須藤さんは復帰した年のオリジナル回。2Pカラーのコナンくん正装は、この頃にしか見られないので貴重。作画面はこの時期から暗黒期に突入するのであった……。 | 新ページだ! | なし。 | B | |||||
Re 520 | ワインレッドの告発 (デジタルリマスター) | まさきひろ | 10月28日 | |||||
OP 58 | Unraveling Love ~少しの勇気~ 倉木麻衣 (NORTHERN MUSIC) | 小坂知 | 早瀬真紀子 | 須藤昌朋 (総作画監督) | 岩井伸之 | 10月20日 | ||
父さんはわっはっは、母さんはほっほっほ。イントロでは過去の名シーンと今話映像を半々だ。名シーンは止まらない、曲中では新規にあの場面この場面が描かれる。 コンテはスピンオフで大活躍の小坂さん、演出も同様早瀬さん。色味と字体が好みだ。原画の面々も現エンディングに良く似た女性陣で組まれている。オープニング初めの回が再放送で、15年近く前のスタッフ陣が最初にクレジットされるというのはどうなのだろう。不思議な感情になる(笑)。新オープニングの一番の注目は、新規で描かれた本堂瑛祐君だろうか(笑)。 作曲のNoiRは一体誰。ひと昔前のBeingに多かった打ち込み主体の編曲が好み。 | キュアカルテット良いなあ。 | A | ||||||
1102 | 赤べこと3人の福男 | 大和屋暁 | 髙木啓明 | 戸澤稔 | 佐々木恵子 | 11月4日 | ||
アニメオリジナル回。アーティスティックな赤べこを作れば恨まれる。独占しようものも恨まれる。伝統を下手に弄ると火傷するのだ。 うえだゆうじが出てきたので恐らく犯人だろうとすぐに思ってしまう、アニメコナンくん論。クレジットでは犯人区別のない表記だった。大和屋さんの脚本で、初期らしいギャグを織り込みつつ筋も綺麗なミステリーだった。ズボンを脱いで人を殺害なんて、そう思い付く状況ではないけども(笑)。このくらいが見やすくて良いし、園子の言うことははっきりとしていて気持ちが良い。でも考え方としては伝統重視寄り。 ストーリーエディターがふたり体制に。飯岡さんもかなりのベテラン、世代交代が近いのか。エンディングでのスタジオクレジット、第一スタジオはああも漢らしい字体のロゴだったのか(笑)。コンテは髙木さん。去年の4月以来? 嘘だ。 選曲は「ヘビームーブメント (から紅の恋歌)」「サイレントスノー (沈黙の15分)」等。 次回のサブタイトル、ルパンにもありそうなタイトルで私好み。なんだったらブログのタイトルに使っていそうなくらい。 | 福男の意味が違う……はっ、そういうことか! | なし。 | A | |||||
1103 | 青春小説に罪の匂い | まさきひろ | 本多康之 | 髙田昌宏 | かわむらあきお・添田直子・牛ノ濱由惟・家村あゆみ | 11月11日 | ||
アニメオリジナル回。盗作もいけなければ路線変更もいけない、情熱を注ぎ過ぎれば人は狂う。待ち受けるは死か牢か。 先週サブタイトルが好みと書いたが、本編も今年一番レベルに好ましかった。単純に、面白かった。で、素晴らしい。相当に久しぶりのまさきひろさん脚本。天狗みたいな回を覚えているけど、あれはいつだったか……。しかしその為の「ワインレッドの告発」リマスター版だったか。脚本家を推理するのに再放送が使えるとは、実に探偵モノのアニメらしくて良い。無駄のない配置ながらに、アニメオリジナルで不足しがちな蘭ちゃんと佐藤刑事の出番も良かった。それにしても竹中さん、髪下ろしている姿がとても可愛かった。それは男の家に行ってしまえば襲われそうにもなる(?)。おやじ狩りには気を付けよう! 作画はBIGBANGながらに、作画監督は多し、原画は3文字。非常に惜しかった! 所々に残念な点があり、特筆すべきは本編最後のコナンくん、あそこは、むしろあそこだけはかっこよくあるべきだった……(苦笑)。コンテに復活した本多さん2回目と、シナリオに対して適切な担当であると言えよう。 BGMは「暴かれた陰謀 (紺青の拳)」がやはり安定してきた。イントロから、どんでん返し的にも使えそうでまだまだ可能性を感じる。 | 今年一番、かな。 | なし。 | S | |||||
1104 | 真犯人は逃走中 | 能塚裕喜 | 大宙征基 | 藤野陽介 | 上赤由香里・紫灯珈・山本道隆・長川薫・長野まりえ・泰野好紹・新谷憲・鈴木FALCO・柳瀬譲二 | 11月18日 | ||
アニメオリジナル回。消えた通り魔、血は町中に。検問を突破する手段とは。 無難。能塚さんは古書店シリーズをまた書いて欲しいね。犯人は単独事故に、汚い紙も食べて身体を張ったのに逮捕された。追い詰められたらさっさと諦めるべし、ということだ。 作画はアゼータ。元々安定しているとは言えないが、前回のBIGBANGのように作画監督が多くばらけた画をしていた。場面ごとに作画が変わるので面白いと言えば面白い……(笑)。 選曲は妙に準レギュラーくらいのBGMが多かったように思う。これも少し面白かった。 次回、またも於地監督時代のリマスター。リマスターとも言わない再放送は、声だけでなく画面を見ればすぐに分かるね。脚本は飯岡さんと金子さん息子。次のオリジナルに金子さんが久々に書いてくれるのか、それとも飯岡さんの引退が近いのか、どちらとも取れるこの状況の今後に期待だ。 | WOWOW加入してない(絶望)。 | 「守るべきもの」 (から紅の恋歌) | B | |||||
Re 634 | 犯行現場は激セマ店 (デジタルリマスター) | 飯岡順一・金子遊 | 11月25日 | |||||
1105 | キッドVS安室 王妃の前髪(クイーンズ・バング) (前編) | 鎌仲史陽 | 大友健一・たなかみほ・青木香菜・油布京子・斉藤千恵 | 12月2日 | ||||
原作回。展示品よりも目的は怪盗キッド。相変わらずの米花町民は今や安室さんに釘付け。そんな安室さんを敵に回すキッドの明日は如何に。 待っていたキッド回。劇場版情報解禁に合わせてアニメ化。キッド側のキャラクターはただでさえアニメ展開上声が不安定なのに、安定していた方たちまで次々と居なくなってしまう。今回はとうとう、次郎吉おじさまと中森警部が変わって、テレビ本編初集合だ。中森警部単独では以前にあり。しかし今回一番の楽しみは、可哀想な風見であることを忘れてはいけない。 作画は良いが不安定。外注であれ本社であれ、劇場版の影響かこの状況が続く。蘭ちゃんの振り返りカットが綺麗だった。 選曲はかなり好み。手品には紺青曲「リシの説明 (紺青の拳)」、公安には執行人曲「ゼロのアクセス (ゼロの執行人)」、怪しい梓さんに再び紺青曲「彼女のトリック (紺青の拳)」は曲名が非常に合っている(笑)。中でも、父親をリスペクトした選曲を一番と挙げたい。 | 提供音声、またも戻る。 | 「走るリムジン '07」 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST) | A | |||||
ED 70 | You & I 倉木麻衣 (NORTHERN MUSIC) | 大沢美奈 | 須藤昌朋 (総作画監督) | 岩井伸之 | 12月2日 | |||
たまにある洋楽風の倉木麻衣。原画は主題歌時にしか見ないような、それでもお馴染み女性面々。 立ち止まり続けろBeing. それでこそ、我らのBeing. 修学旅行の頃以来か、倉木麻衣が重なる時期到来。 映像は途中までは良くある物、サビ以降はそれまでに無い違和感。色の使い方だろうか。大沢さんはコナンくん初参加か? まじっく快斗、1412の方の作画監督をやっていた方だ。 | 特になし。 | B | ||||||
1106 | キッドVS安室 王妃の前髪(クイーンズ・バング) (後編) | 鎌仲史陽 | 大澤正典 (エフェクト作画監督) 津吹明日香・林智子・増永麗 | 12月9日 | ||||
原作2週目。 コナンくん側で聞ける、キッドの「ケケケ」は最高。まじっく快斗ファンとしてこれ以上ない喜びだ。威厳や威圧感の無くなった今のキッドは、快斗そのものにも見える。私はそれが堪らない。来年は気合を入れなければならないようだ。 お話良し、作画良し、選曲良し、声優さんたちの演技良し、コンテ演出カス。改めて書いておくべきだろう。私は、鎌仲監督の演出がくどくて嫌いだ。初めの頃は目の強調が珍しかったかもしれない。やがてテンポの悪いスライド芸になっている今、腹立たしい以外に言葉は無い。唯一褒められる点としては、幾らしつこくても良い梓さんの可愛い顔だろう(笑)。好きな回だけに非常に残念。作画監督、林さんはスピンオフ2作より。増永さんはお久しぶり。 選曲。「謎解き (その1) '07 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST)」がかなり長く流れた。「小五郎のメッセージ (紺青の拳)」「コナンの捜査 (緋色の弾丸)」の繋ぎが良い。慶子さん選曲だろうか(笑)? 「灰原の調査 (紺青の拳)」「トラップ (業火の向日葵)」等、キッドらしい楽曲も聴けて楽しかった。 | 映像で修正されている青い薔薇は、チラシでは赤いままになっている。 | なし。 | D | |||||
1107 | ハメられたのは私 | 扇澤延男 | 加瀬充子 | 向山鶴美 | 高橋恒星・徳倉栄一 | 12月16日 | ||
アニメオリジナル回。騙し騙され悲しき人間関係よ。偽りではふたりで埋めた死体も、真実は孤独の犯行に。 コナンくんと小五郎がすぐに気が付いた以上に複雑な事件だった。警察では到底辿り着かないであろう結末に、探偵のいない世界に危機を覚える。扇澤さんらしい軽快な展開に、黒さが堪らない。来年もよろしくお願いします。もし聞き耳を立てていなかったとして、強請りは一体どう殺されるフリをしたのだろうね? 振り払われなかったら、と(笑)。 作画はマウス。 選曲は元通りに。「証拠 (ゼロの執行人)」で始まったのは目を釘付けにさせて良かったと思うが。 次回は流行の最先端。来週で年内は終わりだろうか? 今年は義雄ではなさそうか。ネクストコナンズヒントより、小五郎は来年函館に行けるのか。 | 倉木麻衣のデビュー曲はやはり良いな。 | なし。 | A | |||||
1108 | カードに伏せられた秘密 | 稲本達郎 | 渡辺純央 | 戸澤稔 | 佐々木恵子 | 12月23日 | ||
アニメオリジナル回。カードゲーマーたちはカードの外でいがみ合う。一度犯罪を犯した人間はどこまでも落ちていくのだ。 年内最後のコナンくんは稲本さん脚本だった。おがちゃんの声を年内最後に沢山聞くことが出来て満足。オタク趣味のお話で千葉刑事が来るのも良い。 作画はブーメラン。原作回では監督が出張ってくるので、アニメオリジナルの方がコンテ面では楽しみになる昨今のコナンくん。渡辺さんは1069話以来か。次回の原作回は誰だろうか。年始原作スタートは予想通り。また新年早々棺桶に入ってくれないだろうか(笑)。 | カードゲームはバンダイ。 | 「コナンと安室」 (ゼロの執行人) | A | |||||
総集編 4 | 名探偵コナン VS. 怪盗キッド | 宮下隼一 | 石原俊介 (ディレクター) | 山中純子 | 2024年 1月5日 | |||
「コナン VS. 怪盗キッド」「集められた名探偵! 工藤新一 VS. 怪盗キッド」「怪盗キッドの脅威空中歩行」「工藤新一少年の冒険 (後編)」 本編のほとんどは、新一VSキッドと、空中歩行に割かれた。果たして劇場版に繋がる箇所を押さえられているのだろうか? 次郎吉おじさまは出てくるのだろうか? 本当に平次と和葉ちゃんの映画なのだろうか? と様々な疑問を残した総集編だった(笑)。あぁ、そして毎度同じことを書くが、快斗側のキャラは声優さんが皆……。恵子は岩井さんの若い頃の声が良く似合い、寺井は肝付さんが良く響く。 オープニング前のコナンVSキッドでは、エピソードONEでも描き直しただろうに、再び新規の作画。それも山中さんのデザインと作画監督と来たもので、少しだけ柔らかさを感じられたのではないだろうか(笑)? しかし背景はそのままなので、デジタルとセル画のミスマッチは気持ちが悪かった。 総集編において最も楽しみな点は、大野さんの楽曲を映画館で聴けること。テレビ用に作られたサウンドトラックから、かつての劇伴まで、幅広く楽しめる。オープニングで使用されたメインテーマはなんと「名探偵コナン メイン・テーマ (世紀末ヴァージョン)」だった。頑なに旧曲を使わない姿勢だったのに、まさかここで世紀末ヴァージョンを聴けるとは。これだけにチケット代の10割の価値があったと言える。本編のほとんどが井澤時代なので選曲は カス。なので、どう転んでも良選曲と感じられる状況にあった。キッドということで、紺青や業火、そしてやはり使いやすい執行人曲も耳にした。非常に楽しかった(笑)。気になった曲欄では「城が燃えている '07」としたが、合っている自信はない(笑)。当時は「飛び立つ鳩」だったのではないかな? 2007年のアレンジが確認されているのはその系統では「城が燃えている '07」だけなので、そう予想。 | チラシの赤い薔薇と、パンフレットに載る主題歌の「WAND」。 | 「城が燃えている '07」 (CD未収録曲) | A | |||||
1109 | 高木と伊達と手帳の約束 (前編) | 髙木啓明 | 𠮷村あきら | たなかみほ・牛ノ濱由惟・長野まりえ・青木香菜・奏野好紹 | 2024年 1月6日 | |||
2024年 新年のあいさつ | 山本泰一郎・鎌仲史陽 | 𠮷村あきら | 須藤昌朋 | |||||
原作回。 この原作回は面白かった記憶があるのだが、どうにも印象が薄い(笑)。後編が楽しみになってしまっている(笑)。 新年一発目はまさかの髙木さん構成コンテ。一昨年の4月末以来……? そんな馬鹿な。髙木さんはとても好きだったので、喜ばしい帰還。それも原作回だよ。対して、作画は不安定。新年早々作画監督が5人だ。劇場版があるとはいえ、大変だ。私的には、始めからポアロ入るまでの間の作画が好み。 挨拶は、めでたいというよりもいつになったら終わるだろう? と、あらゆる節目を聞く度に思うようになってしまった。皆、元気なうちに……。原画は井元さん、吉見さん。文字は山本監督だろうね。 | 起きてすぐコナンくん……。 | なし。 | A | |||||
1110 | 高木と伊達と手帳の約束 (後編) | 髙木啓明 | 髙田昌宏 | かわむらあきお | 1月13日 | |||
原作2週目。 やはり印象が薄い回だ。面白かった、と言ったのは高木のワル演技のシーンだろう(笑)。紺碧の棺といい、悪人ぶって頑張る高木が好きなのだ。 ところで前回、原作では腕組みで仁王立ちだった佐藤刑事が、アニメでは柔道の構えになっていたと賛否の声が聞こえた。探偵団の子供たちの手前、庇う姿勢をしないのは確かに違和感だ。しかし青山剛昌キャラとしては仁王立ちが正解。するとどうかと言えば、テレビ画面がワイドであることが問題だろう。漫画のように、かつてのテレビのように映る範囲が狭ければそれだけ、仁王立ちでも子供たちを纏めて庇えるというもの。全ては時代が悪い。 作画はBIGBANGで、かわむらさんの作監。前回の不安定と一転、流石の安定感に安らぐというものだ。 次回、久しぶりにアニメオリジナル回にへっぽこ警部ことミサオちゃん登場。意外と彼はアニメオリジナルに出てくるのだ。2週に渡るアニメオリジナルも最近は減っているので楽しみ。サブタイトルは噛まずには言えない。「ルーブ・ゴールドバーグマシン」は、チャップリンやトムとジェリー等にも出てきた複雑な機械仕掛け。 | 瞳の中の暗殺者は面白いなあ。 | なし。 | A | |||||
1111 | ルーブ・ゴールドバーグマシン (前編) | 大和屋暁 | 加瀬充子 | 藤野陽介 | 長川薫・紫灯珈・山本道隆・鈴木FALCO・柳瀬譲二 | 1月20日 | ||
アニメオリジナル回。ルーブ・ゴールドバーグマシンの遠回りな手段で殺害された人に、容疑者は5人。流石に前後編、余裕がある。 今年も大和屋さんは大活躍だ。ミサオちゃん投入で舞台は冬の群馬へ。蘭ちゃんもいて、昔ながらの現場設計(?)が味わい深い。ルーブ・ゴールドバーグマシンの解説をコナンくんがしてくれたけども、大方前回書いた通りで嬉しい気持ちに。事件ではひとり追加で死に、容疑者は4人。やけに落ち着いた口調の違和感あるミサオちゃんと共に、次回の解決編を楽しみにしよう。 展開も作画も、ルーブ・ゴールドバーグマシンのように取っ散らかる。それはもう、アゼータだからね。久しく見ていない道隆ひとり作監をいつかまた見たい……。そんな作監満載アゼータなので、所々荒くキメ細かく可愛らしく、丸さを楽しむ作画回。 選曲では、久々王道の07曲から09曲。それから雪ということで沈黙曲もほろりと。 | 大和屋さん、一昨年も冬に「ホワイトアウト」で雪山前後編を書いていた(笑)。 | 「公安警察」 (ゼロの執行人) | A | |||||
1112 | ルーブ・ゴールドバーグマシン (後編) | 大和屋暁 | 加瀬充子 | 向山鶴美 | 髙橋恒星・徳倉栄一 | 1月27日 | ||
アニメオリジナル2週目。連続する殺人は、ルーブ・ゴールドバーグマシンのように複雑なのか。残る容疑者は4人。 前半パート長めに、ふたつに分かれていた事件は一挙解決。ミサオちゃんが口封じで眠りの推理ショーだ。しかし犯人を捕まえただけでは終わらない、ルーブ・ゴールドバーグマシンは止まらない。全然喋らなかった奈々子さんに危機迫る。結局奈々子さんは遺産相続出来たのだろうか? もしそうならば勝利者だね。エンディング後の日常描写が素敵。毎度毎度同じことを書いて仕方ないとは思うし思われるだろうが、大和屋さんが圧倒的過ぎる。アニメオリジナルのテレビコナンくんにおける希望と言い続けて、もう何年経っただろう(Don't Wanna Lie)? 登板率、キャラクターへの理解と書く度に新しいことをする挑戦、あまりにも素晴らしい。ミサオちゃんを今回使ったのだ、次回は最近アニメオリジナルにいない横溝警部なんてどうだろうか(笑)? 作画はマウス。成長著しいマウスは、原画に寄るのかな? 時に寄る(笑)。 選曲が前編に続いて良かった。旧曲と新曲を良く交ぜてあり、その中でも盛り上がりのあるお馴染みの楽曲が使われている。主に標的が多く「真相究明 '07」「殺意 '07」「次のターゲット! '07」と、かつて幾度となく使われた汎用曲が満載だ。他には「怪人包帯男 (1) '07」「コナンのRock&Roll '07」、前者は使用頻度が高くなってきて嬉しいと同時にもったいないと感じる。初期に小林さんによって推理曲となりその後ギャグ曲へと使われ方が変化したこの曲は、07アレンジでは後者に寄った物になってしまっているのだ。特徴的なイントロも無くなり、音が愉快になっている。もったいない。新曲では「二人の推理 (から紅の恋歌)」「平和の時 (ゼロの執行人)」「思い出した話 (緋色の弾丸)」と、から紅と執行人のように事件のある映画劇伴の汎用性が感じられて良い。これならば、まだこれからも期待出来る。 次回サブタイトルは、1103話以来のルパン風の私好み。今は誰がタイトルを考えているのだろう? とてもセンスが良い。 | 遅くなりましたので長めに(笑)。 | 「次のターゲット! '07」 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST) | S | |||||
1113 | ラスト・ディナーをあなたに | まさきひろ | 大宙征基 | 戸澤稔 | 佐々木恵子 | 2月3日 | ||
アニメオリジナル回。火事だ殺しだバルサンだ! 煙の中には死体と足跡。 ザキヤマみたいなイタリアの遊び人マルチェロさんは、奥様に刺されながらも彼女を庇って息絶えた。心を入れ替えたことには人間、すぐに気が付けないもの。あまりにも互いの心が離れ過ぎた結果だ。寂しいね、人間。揚げられた指輪も何を思うか。弓長警部がアニメオリジナルに登場。「ショコラの熱い罠」は600話台だったか、弓長警部のオリジナル登場は珍しい。徳弘さんの声は渋みがあって素晴らしい。相当に久しぶり、と書いたばかりの1103話から今度はすぐに帰ってきたまさきひろさん脚本。しかも前回書いたように、サブタイトルがルパン風で私好みの共通点まで(笑)。プロデューサー陣だけでなく脚本家のタイトル案が通っている可能性もあるのだろうか? 作画はブーメラン。安定、そして顔が良い。オープニング前、少し垂れた蘭ちゃんの角が可愛らしかった。 選曲は無難。指輪か! で流れた緋色曲が良い。 音響効果の横山亜紀さんが昨年亡くなったが、エンディングのクレジットにはまだある。いつまでの担当か。音響監督の浦上一族と効果の横山一族、次第に名前が減っていくのは寂しい。 | 映画も色彩変わったね(簡潔)。 | 「犯人を追い詰めろ」 (緋色の弾丸) | A | |||||
1114 | お騒がせな籠城 | 扇澤延男 | 本多康之 | 藤野陽介 | 津吹明日香・古谷田順久・新谷憲・柳瀬譲二・西野大 | 2月10日 | ||
アニメオリジナル回。発生した突然の籠城事件は全て仕組まれた物だった。繋がる犯人と被害者は心中、それを取り巻く関係者、これは殺人事件だ! ふざけた回かと思えば、深い恨みが滲み出た結果のれっきとした事件だった。阿呆の若人たちへ仕返しするべく、かなり身体を張った犯人に称賛……してはいけないね(笑)。何でも知っているクラブママが良いキャラだった。阿呆の金髪は保志さん。保志さんは残念な若人の声に良く似合う。 作画は様々な面子。本社回ということで、一応は安定していた。コンテの本多さんは見ればすぐに分かる。面白い角度でキャラクターを見られるのでとても楽しい。 選曲は最近良くやっていると思う。から紅曲(後述)からの「顛末 (TENMATSU) '07 (未収録曲)」もなかなか綺麗。 | 再放送でしばし休憩。 | 「リアル・ターゲット」 (から紅の恋歌) | A | |||||
Re 916 | 恋と推理の剣道大会 (前編) (デジタルリマスター) | 2月17日 | ||||||
Re 917 | 恋と推理の剣道大会 (後編) (デジタルリマスター) | 2月24日 | ||||||
1115 | 千速と重悟の婚活パーティー (前編) | 山本泰一郎 | 𠮷村あきら | 牛ノ濱由惟・たなかみほ・長野まりえ・青木香菜・奏野好紹 | 3月2日 | |||
原作回。仮面の婚活パーティーで偶然出会う神奈川県警ふたり、偶然お店の前まで来ている小五郎家族御一行。当然人が死ぬわけで、みんなで乗り込め事件現場! 長野群馬の話が飛ばされての今シリーズ。インターネットでは、来年の映画が長野県警主役なのでは? ともっぱらの噂。さておき、この婚活パーティーの話も意外とお気に入り。刑事恋物語の延長線上みたいな物で、幼馴染ばかりのラヴも数を重ねれば飽きて、大人の恋愛を欲するようになるのだ。特にアニメでは声が良いふたり、重悟と千速はかなり見物聴き物。重悟が実は結構好きで、探偵たちの鎮魂歌を気に入っている理由もそのひとつ。久し振りにCM明けに巻き戻しがあったが、気になる程ではない。 山本監督の構成コンテで本当に良かった。あなたと一緒で本当に良かった(運命のルーレット廻して)。山本監督が一番です。ありがとうございます。作画監督は多めの本社回。原画には小坂さんもいて、サブキャラデザインは吉見さん。近年のコナンくんでは女性陣が多ければ多い程安心出来ると思っている(笑)。つまりそんな作画。 選曲では、千速さん初登場回想で宮澤さん曲。後述の曲はちょこちょこ使われるが、今回は本編の引きで印象的だったのが良かった。サウンドトラックではその後すぐにメインテーマなので、流れも良し(聴き返せば)。 | 「仮面ヤイバーのテーマ」のところまで来て書き終えた(笑)。 | 「思い出した話」 (緋色の弾丸) | A | |||||
1116 | 千速と重悟の婚活パーティー (後編) | 山本泰一郎 | 戸澤稔 | 佐々木恵子 | 3月9日 | |||
原作2週目。事件の中で、嫌という程辛い程に松田刑事の過去が膨らんでいく。馬鹿を継ぐ高木と重悟、ふたりは幸せになれ。 あぁ、あらすじが事件内容無くなってしまった(笑)。結婚詐欺師に対する復讐殺人ということで、決して犯人だけを責められない内容。最後周囲を襲うのでなく自らを絶とうとした点も踏まえてだが、どうあれ罪を犯した人間は生きねばならない。刑事恋物語の延長戦、高木も重悟もかっこ良い。しつこくなってしまうが、ふたりは幸せであれ。 作画はブーメラン。確かに、インターネットで見た意見だが、山本監督は演出込みで完成する。しかし構成コンテだけでも嬉しいものだね(笑)。 選曲は09未発表曲多めで嬉しい。小五郎と眠らせる前の「世良の登場 (異次元の狙撃手)」、推理中「事件は終わらない (緋色の弾丸)」等注目する曲もあったのだが、全て最後の後述「汐留'07」に持っていかれてしまった(笑)。かつては事件解決時によく使われていた銀翼曲のアレンジヴァージョンだ。私は銀翼のサウンドトラックが好き過ぎるな(笑)。 | 最近また、ネクストコナンズヒントの声に気合が入っていて面白い。 | 「汐留 '07」 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST) | A | |||||
1117 | 空手の先生、毛利蘭 | 松田千里 | 本多康之 | 髙田昌宏 | かわむらあきお | 3月16日 | ||
アニメオリジナル回。怪我をした空手道場の師範代理に蘭ちゃん抜擢、一方でトラブル続きの物件では管理人が殺害される始末! 松田さん、素直な感想として、ありがとうございます。アニメオリジナルでお馴染みのコナンくんと小五郎コンビを外して、蘭ちゃんや光彦に焦点を当ててきた松田さんの新作。蘭ちゃんの昨今の劇場では観られない、しっかりとした、ちゃんとした、空手を久々に見られた上に、阿笠博士も登場。おがちゃんの声も一時より本当に元気になって、嬉しい限り。空手を習う子供たちと同じくらいの頃空手をやっていた身として、非常に微笑ましい回だった。ああ、素敵。 スタッフ陣も私の理想が詰まっている。早い帰還の本多コンテ、愛しているぞBIGBANG作画、そこを描いているかはさておき蘭ちゃんとなると来てくれる山本監督の原画参加! 素晴らしい! 山本監督にはエピソードONEの時の空手シーン、本気で感謝しています。く……素晴らしい。 今更ながらにオープニング曲に思っていること。「綿飴」がいつまで経っても聞き取れず「蛍」だと思い続けている。 来週、シリーズ化決定、1091話以来の「女子会ミステリー (大和屋暁脚本)」! 日常描写が楽しかった記憶があるので、是非期待したい。当時の感想ページはこちらをどうぞ。 | え、B'z4月3日なのか、早い! | なし。 | S | |||||
1118 | 女子会ミステリー2 | 大和屋暁 | 向山鶴美 | 髙橋恒星・徳倉栄一 | かねこひろむ (ドット絵制作) | 3月23日 | ||
アニメオリジナル回。男性陣は秘境温泉、女子は複合施設で雪と共に。そこでは怪事件が幾つも発生、2年前には宝石も消えていた。怪事件との繋がりは? 探偵女子ファイブが再び立ち上がる! アニメオリジナルは自由さが売りだけれども、ミステリーという都合上、画的に飽きの来やすい物が多い。しかし大和屋さん脚本ではそうはいかない。事件が起きている女子側も動きのある展開にし、合間に平和な男性陣を見せることで目を飽きさせない。これは脚本上か、コンテ演出によるものかは分からないが、激しくチカチカするような転換でないバランスの良さが高評価。最後まで事件を知らずに平和を漫喫した、コナンくんたちにもささやかな幸福を感じる。2週連続で阿笠博士が見られたのも嬉しい。コナンくんVS元太の卓球対決と、犯罪者とのカーチェイスを規模として一緒くたには出来ないが、クライマックスは感じられたので良いだろう(笑)。叫ぶまではしなくても、銀白(雪景色)の魔女によるカーチェイスが見られたのも良かった。視聴者として話題の尽きない回で、非常に満足感が高い。 作画はマウス。手描きの車が見られただけで、正直映画超え。演出のみだった向山さんがコンテも書いている。途中入るドット絵と、コスプレをした女子たちの挿絵が印象的。歩美ちゃんと哀ちゃんの、沈黙の15分と同じ服装も記憶に残る。 これも2週連続「エンディング '07」なのか「別居の真相 '07」なのか、タイトルが出ていないので分からないが、そのメロディ。この曲が好きだからか、オチとして使われると実にコナンくんらしくて締まるように感じられる。今後の使用頻度に注目。 次週は17時半台のアニメが切り替わる時なので、コナンくんが1時間。内容は再放送。けれども前後編の物を1時間にするので、どこが切られるか等は見ると面白いかも。……と、思ったら新規映像もあるらしい。ただの再放送ではなさそうだね。 | 2週連続S評価だ、素晴らしい。 | なし。 | S | |||||
Re 983・ Re 984 | キッドVS高明 狙われた唇 (デジタルリマスター・1時間スペシャル) | 鎌仲史陽 | 須藤昌朋・牟田清司 | 津吹明日香・岩井伸之 | 3月30日 | |||
新作エピソード | 鎌仲史陽 | 吉見京子 | ||||||
2020年10月3日、10日放送の再編集版。平次と和葉のこれまでを振り返るオープニング前と劇場版へ繋がる新規映像が追加。 原作回はこのくらいのスピード感で見られる方が、のっぺりした感じが無くて良い。久々に見ると、すっかり忘れていた高明刑事側のあれこれ。映画とは無関係なので最後がああでは、掻っ攫われてしまう。そのまま次週が飛ばされた長野県警の原作回であれば大盛り上がりだったが、そこは残念無念(笑)。 そしてもうひとつ、久々に見ると眩しい海鋒色彩。よく長年我慢したものだ。新規映像が中尾さんなので余計に感じてしまう、今のテレビアニメへの有難さ。更にもうひとつ、久々に見ると結構豪華な原画陣。再放送とはいえ、最新クレジットに牟田さんの名前を見ると既に懐かしさを覚える。リマスター編集クレジットには、まだ横山亜紀さんのお名前。新規映像は吉見さん作監と、原画が井元さんと小島さん。ゼロティーからなる、今らしい女性スタッフ陣で良い。 BGMは、恐らく、ほとんど一緒、だったはず……(笑)。あの回はかなり新曲を使っていた覚えがあるので、それら楽曲が未だに新鮮に感じてしまったのは現行が良くない証拠(笑)。オープニング前にはテレビで何故か散々使われる「名探偵コナン メイン・テーマ (天空ヴァージョン)」たち。組曲なのか、リズムヴァージョンなのか、コナンが危ないなのか、組み合わさって聴こえた。はて(笑)。 | 今年のメインテーマは標的系統だ! | なし。 | A | |||||
1119 | 4人だけの同窓会 | 浦沢義雄 | 大宙征基 | 藤野陽介 | 長川薫・紫灯珈・上赤由香里・山本道隆 | 4月6日 | ||
アニメオリジナル回。生徒会の3人と付け入る不良は長年一緒。マドンナと不良が熟年婚約、男ふたりは恨みをぶつける。23年間狂い続けた歯車が止まる時。 浦沢義雄来る。素晴らしい。義雄脚本は、要所のパーツや人物の抑揚が可笑しいだけで、筋は通っているのが特徴。笑えて、感じられることもある。だから好き。今回はギャグとしては見られなかった。義雄特有の言葉の繰り返しのおかげで擦り込まれた「23年間」の時の重み、これによって狂ってしまった人たちの輪舞を垣間見たようだった。富沢さんの声も良い。 作画はアゼータ、コンテ大宙さん、と無難な作りに生じる違和感がまた味わい深い。 大野さん楽曲でないクラシック調が良い演出。小五郎を眠らせる時は、やはり勇ましい曲の方が似合っている。一応「戦慄の楽譜」のサウンドトラックを聴き始める私であった……。加えて、音響効果が石野さんひとりに。悲しいかな、横山一族途絶える。今までありがとうございました。 次週は映画連動回(恐らく)。 | 「なんだってー!?」 | なし。 | A | |||||
劇場版 27 | 100万ドルの五稜星(みちしるべ) | 大倉崇裕 | 永岡智佳・寺岡厳・金井次朗・西澤晋・横山和基 | 江副仁美・野崎真代・木村佳嗣・髙木啓明・家村あゆみ・山田晃 | 須藤昌朋 (総作画監督) | 清水義治・岩井伸之・野武洋行・高橋成之・寺岡厳・金井次朗・岡田洋奈・佐々木恵子・鬼澤佳代・次橋有紀・迫由里香・真仲樹己 芳山優 (エフェクト作画監督) | 大友健一・広中千恵美・とみながまり・鈴木FALCO・長野まりえ・福永智子・本吉晃子・大高美奈・大島美和・斎藤和也・斉藤茉利・新谷憲・山本道隆・奏野好紹・青木香菜・徳永さやか・小坂知・増永麗・古谷田順久・石川晋吾・中山和子・南波天 | 4月12日 |
詳しくはこちらをどうぞ。 | 1回では足りない。 | 知らない。 | SS | |||||
1120 | 失われたお宝ミステリー | 大倉崇裕 | 鎌仲史陽 | 津吹明日香・下地彩加・二宮奈那子・餅田マコ・鈴木FALCO 牛ノ濱由惟・青木香菜・大高美奈・長野まりえ・たなかみほ・山本泰一郎 | 4月13日 | |||
猫が倒し掛けた台の上の壺は、既に壊れていた! 一体誰が怖し、偽装工作したのか? 陶芸家引退直前の日常事件。 大倉さんがテレビアニメを書くと、不思議な空気になるね。映画へ繋がるナレーションは無く、ひとつの物語と1枚の絵で完結した。師匠の引退で揺れ動く元弟子たちの心は乱れたけれども、最後は穏やかに纏まって良かった良かった。壺の購入者をとりあえず麻酔で眠らせるコナンくん、大胆で恐ろしい。あ、「大胆」のCD出たみたいですよ。 劇場版同様、作画は不安の残る結果に。序盤の園子とコナンくんの所、会話で口が動かない不気味さはいけない。園子が車道側へ移る心配りの細かさは、とても良かった。作画監督のクレジットは非常に汚い(笑)。この、1行空いての分け方はどういう区別なのだろう? 補? このページでも一応改行をしておいた。何と言っても、山本監督が作画監督の欄にいるとは失礼ながら異常事態に見える。原画もどうなっているのだこれは? 増永さんデザインのキャラクターは良い。 映画連動回は恒例、新曲は無くとも新しめの選曲。普段からやっておくれ。 次々回、金子遊さん、もしくはカネコユウさんだったりしないだろうか(笑)? 去年の末頃も金子息子回の再放送だったが、どういった選択なのだろう? ちなみに、リマスターは144本目らしい。 | キャンペーン始まったらマックはスポンサー帰ってくるかな? | なし。 | B | |||||
Re 696 | 花壇あらしの陰謀 (デジタルリマスター) | カネコユウ | 4月20日 | |||||
1121 | あぶなすぎるメロン畑 | 大和屋暁 | 大宙征基 | 戸澤稔 | 須藤昌朋 | 佐々木恵子 | 4月27日 | |
アニメオリジナル回。アニメで学ぶ農家の情熱。畑を荒らすのは何も動物だけではない、というお話。 全体通して平和的な回でほっこり。毛利家御一行は事件ついでに、旅行と食事を堪能出来て、というよりそれを狙っていて卑しいながら可愛らしい。初期のコナンくんにありそうな空気だ。同じ農業仲間が犯人と知っても、拒絶するのでなく性根を叩き直してやる、という仲間意識があったのも良い。 作画監修には須藤さんが久々復帰。流石にブーメランと須藤さんが合わされば、文句無しの綺麗さだ。牟田さんは本当に引退されてしまったのだろうか? しかし演出、むやみやたらに眼鏡を光らせるな、と何度書けばいいのだろう。 | 間近の顔が綺麗だ。 | なし。 | A | |||||
1122 | 張り込み3 | 稲本達郎 | 加瀬充子 | 髙田昌宏 | 須藤昌朋 | かわむらあきお | 5月4日 | |
アニメオリジナル回。張り込み現場を三度見つけた探偵団は、和菓子をお供にパン屋さんを張る。犯人を目撃した老眼おばさんと子供たちに振り回されて、高木と千葉は職務全う出来るのか!? 「張り込み」シリーズは毎回脚本家が変わっていて、シチュエーションこそ同じながら色味は変わっていて良い。松田さん、扇澤さん、と来て今度は稲本さんだった。いつもに増して無邪気な探偵団と、保護者面でありながら楽しんでいるコナンくんと哀ちゃんも見ていて微笑ましい。歩美ちゃん、きんつばとは分かっている。きんつば、美味しいんだよ。私好きなのよ。和菓子を愛そう。 作画は須藤さん監修付きのBIGBANG回。かわむら作監回が好きな人間として、須藤さん修正も相まって先週に続いて素晴らしい作画面を見せてもらった。しかし肝心なのは次週以降だ。 BGMは、おばさん登場曲を選択。「ゆけゆけイージス艦 (絶海の探偵)」(1と2共に)と似たような楽曲だと、今更ながら気付いたのである(笑)。 次週は飛ばされた長野群馬の原作回。劇場版のことを考えて、来年になるかと思ったが、何とも中途半端な物だ……。 | コナンくん誕生日おめでとう! | 「7人の侍」 (業火の向日葵) | A | |||||
1123 | 群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体 (前編) | 鎌仲史陽 | 向山鶴美 | 須藤昌朋 | 髙橋恒星・徳倉栄一 | 5月11日 | ||
原作回。県境を狙って死んだ被害者、事件を取り合う長野と群馬の警察たち、思い出すミサオちゃんとヒロの思い出。 このお話は原作で読んでいて、とても好きな回だ。ヒロのことを思うと悲しくなるが、思い出と残された物に温かくなる。それは次週。「漆黒の追跡者」でのことを話すシーンでは、回想が挿入された。子供時代の映像も長めに。ブラックジャックは、サンデー漫画で何かと出てくる気がする(笑)。 クレジットを見なくても分かる鎌仲監督の癖。前程くどくなかったのでまだ許せる範囲。特に後半は落ち着きめで良かった。演出が向山さんだったおかげか? オープニングのイントロでは、左側の映像が群馬長野と、ヒロの映像になっていた。作画はマウス、監修に須藤さんがいるので、ある意味では顔面強調の鎌仲監督コンテがお得かも(笑)。 BGMは「灰原の調査 (紺青の拳)」が印象的。「暗殺者のテーマ -忍び寄る魔の手- '07 (未収録曲)」だと思う、紺青の前に流れた曲も耳に残る使い方で良かった。 | カードよりベイブレードやりたい。 | 「灰原の調査」 (紺青の拳) | A | |||||
1124 | 群馬と長野 県境(ボーダー)の遺体 (後編) | 鎌仲史陽 | 須藤昌朋 | 大友健一・牛ノ濱由惟・青木香菜・長野まりえ・大高美奈 | 5月18日 | |||
原作2週目。ミサオちゃんの過去が事件を解くカギ、長野県警がいれば骨の折れる捜査にはならないぞ! 犯人はいずれ首の骨折れていたかもしれないぞ! ……は、無理矢理か。 リストバンド、何キロのだったのだろう。由衣刑事が髪を解く「はいはい」は、もっと「やれやれ」みたいな気だるい口調を想像していたのだが違った。今週はエンディング後が本編。最後、口調を真似る高明刑事含めてとても好きな終わり方。 作画は本社回。鎌仲監督と大友さんの組み合わせが一番苦手。今週は演出まで込み。 選曲は沈黙曲が印象的。来年に向けて、雪っぽさの演出か(笑)? 「暴かれた陰謀 (紺青の拳)」は安定してきて、嬉しい限り。 次回はリマスター、しかし単なる再放送が多い。予告を見れば色彩が眩しいし、BIGBANG作画はひと目で分かって素晴らしいし、もっとデジタルリマスターらしい作品を選んで欲しいところだ。宮下さん脚本なので、新作にも期待をしたいが……。 | BeingのCMとは信じられないような内容だった。 | 「雪解けシーン」 (沈黙の15分) | A | |||||
Re 794 | ボディーガード 毛利小五郎 (デジタルリマスター) | 宮下隼一 | 5月25日 | |||||
1125 | 歩美の絵日記事件簿4 | 大和屋暁 | 加瀬充子 | 𠮷村あきら | 津吹明日香・奏野好紹・新谷憲・鈴木FALCO・佐々木恵子・牛ノ濱由惟・青木香菜・長野まりえ | 6月1日 | ||
アニメオリジナル回。事件に長年(半年)触れてきた小学1年生の感覚は狂いに狂って、歩美ちゃんは平和に飽きて自ら事件を求めるように。そこは近くにコナンくん、事件を呼び寄せる能力で見事光彦の誘拐に成功したのだった。 平和であることに対する飢えのような感情は、表現されずともコナンくんをずっと追っていれば読者、視聴者は勝手に感じるようになる物。それを今回は歩美ちゃんの口から、直接的に発される。この導入だけで、今週の回は120点以上が付けられる。過去3回に渡って描いてきた絵日記と、大和屋さん脚本回お馴染みの宝石店、徹底された積み重ねの先とキャラクター表現が凄まじい。私は散々に、初期から2000年代前半くらいまでの岩居由希子さんの大人っぽい声の出し方が好きだった、と言っているのだが今週こうして長い時間歩美ちゃんの声を聴いていると、これはこれで良い、と感じられた。コナンくんと小五郎だけの刑事探偵ドラマではない、特定のキャラクターを主役に持ってくるということはこうした良さもあると分かる。それにしても犯人は見る目が無かった。歩美ちゃんは地味に良い所住んでいて、どう見てもお金持ちなんだよね。ところで今日はつい放送1時間前頃から、人生でも指折りに機嫌が悪かったので酷く厳しい目で見ようと思ったが、大和屋さん脚本回、底から上機嫌へツインタワービルのエレベーターのような速度で上昇した。これが能塚さん回とかであると恐らく大変だった(笑)。 絵コンテ加瀬さん、演出𠮷村さん。画面を揺らすのは静野期の映画を思い出して苦手。作画は中盤までは相当に安定して、中華屋さん辺りは動きも良くて感動的……いや、衝撃的(笑)。目付きが悪めで小さく描かれるのは、少し前のデザインのようにも感じてしまう。 お話が良ければ選曲も良い、とは靖之さんになってから言えないのが、今週はなかなか楽しかった。「サッカーゲーム (11人目のストライカー)」後半ぐにゃぐにゃと。「イエローカード (11人目のストライカー)」「ゲンタくん (沈黙の15分)」「リトミック ノイズ (戦慄の楽譜)」「エッジ・オブ・オーシャン (ゼロの執行人)」洋館には「古城のテーマ '07 (未収録曲)」。近年は推理曲復帰を果たしていた「西の名探偵 '07 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST)」が再びギャグに使用。これは残念。「元太のテーマ '07 (未収録曲)」は少し貴重。と、力尽きた……(笑)。 次週、唇の厚い女性に小五郎惚れる? | CMはふたつ共、稲葉さんソロアルバム。 | なし(?)。 | SS | |||||
1126 | 逆上せあがった探偵 | 浦沢義雄 | 大宙征基 | 藤野陽介 | 長川薫・山本道隆・紫灯珈・上赤由香里 | 6月8日 | ||
アニメオリジナル回。浮気調査を依頼して、探偵の指紋と姿を認識して時間を捕らえる。そうすることでアリバイ工作を図ったのだが、そこは床屋さんが救いの手を差し伸べるのである。 義雄の回で初めて頭を抱えたかもしれない(笑)。私は義雄脚本が好きなのだが、前回の「4人だけの同窓会 (1119話)」でも少し書いたが、ギャグとしての義雄脚本は薄まり本格派へと踏み込んでいっている。その結果、今週はミステリー作品としての稚拙さが浮き彫りになってしまっていた。展開の都合とはいえ、小五郎があそこまで逆上せる点も違和感を覚えてしまうし、女性に近付く際に蘭ちゃんが出て来ないのも少し変。しかしコナンくんがランドセルを背負っていたし、平日なのだろう。まあそれならば仕方ないか。序盤の実に探偵らしい調査の描写(これは演出側の手柄だろう)と、小五郎に疑いが掛かりオチまで含めてあっさりと警察たちが疑う様は義雄らしくて面白かった。眠りの小五郎のフリと考えた、目暮警部の「狸寝入り」発言も好き。カラオケの「ああとってもきれいな夕日」なんて、情けない歌詞(笑)。 作画はアゼータ。 次週はなんと「ザ・取調室2」だそう。これは小五郎の声が力也さんに変わって最初の回、2009年の作品の続編である。それ自体が衝撃的であるが、宮下さんの脚本だったことから再登板を期待して良いのだろうか? というワクワクが大きい。楽しみだ。 | 倉木麻衣が主題歌ふたつ歌っているのに、裏番組に出ているなんて! | 「回想」 (純黒の悪夢) | B | |||||
1127 | ザ・取調室2 | 扇澤延男 | 本多康之 | 戸澤稔 | 須藤昌朋 | 佐々木恵子 | 6月15日 | |
アニメオリジナル回。素直に罪を認める人は犯人だ。 先週抱いた期待を見事に砕いてくれた1本に。始まってすぐに宮下さんではないと気が付き、事件自体の結末も想像がついたので、いよいようつらうつら。「取調室」とは言いつつも、今回の小五郎は外が主で普段のオリジナル回とあまり変わらない。何故今になって、15年前のそれも脚本家の違う「ザ・取調室」というタイトルを持ってきたのかが疑問。2009年の扇澤さんで言うと、私は「毛利小五郎探偵廃業の日」が印象深い。思えば真面目な回が続いていたのだな、と回想(笑)。 作画はブーメラン。これが今日の私には非常に毒で、安定し過ぎるというのは時として退屈なのだと我儘を覚えてしまった(汗)。本多さんコンテの良さを感じる前に終了。 「尋問」は2007年版でも素晴らしい。 来週からは、今度こそ面白そうなアニメオリジナル回。それも久しい前後編のようだ。気張って期待していよう。 | 眠い、とても眠い。 | なし。 | C | |||||
1128 | コナンと目暮 2人の人質 (前編) | 大和屋暁 | 加瀬充子 | 髙田昌宏 | かわむらあきお | 6月22日 | ||
アニメオリジナル回。誘拐された男の子とすり替わったのはコナンくん。更に誘拐犯も子供を誘拐されていて、誰が誰を助けるのか。 大和屋さんの過労。しかし見ている側としては、あまりにも別格に面白いので、大和屋さんの脚本回は喜ばしいばかり。前後編の尺の余裕も、導入からしてワクワクする。サブタイトルが上手で、コナンくんと目暮警部に「人質」が掛かっているのでなく、本当にふたり人質がいるという展開。この複雑な状況をどう処理していくか、が次週非常に楽しみ。 コンテ加瀬さんで盤石。作画は目を見てすぐにBIGBANGと分かるが、オープニング前から車内のシーンにおいて、異常なとみなが期風の作画が気になった。少し懐かしい気持ちにもなるが、これは疑問点(笑)。本来であれば、こういう回にこそ須藤さんが入るべきなのだが。 選曲は、時々使われる沈黙曲を気になった1曲として選択。1015話の「張り込み」でも選んでいたので、私が好きなのかもしれない(笑)。 | 東京ムービーの周年ロゴが可愛らしい。 | 「コナンドライブ③」 (沈黙の15分) | A | |||||
1129 | コナンと目暮 2人の人質 (後編) | 大和屋暁 | 加瀬充子 | 向山鶴美 | 髙橋恒星・徳倉栄一 | 6月29日 | ||
アニメオリジナル2週目。コナンくん全面協力の下、誘拐事件は解決へと向かっていく。妙に挑戦的なコナンくんと、切れの良い目暮警部に注目だ! 大和屋さんの脚本は昔から導入がワクワクする分、オチが弱く感じる。これはいつものことなので慣れてはいるが、今回も終盤は点々と惜しさを感じる物に。ここが欲しい、が足りないんだね。それにしても今まで以上に面白かったことは確かだし、柏原脚本好きとしては大人が切れ者でかっこいい描写はいつ見ても胸が昂る。結局、男以外はちゃんと牛丼を食べたのだろうか(笑)? 作画はマウス。少し褒めてみれば、今回は非常に悪い作画に。こういう回にこそ監修が必要だと、先週と同じ感想で締め。夕方とヘリコプター、橋を映した背景は美麗。 選曲は問答無用で、最後のメインテーマだろう。天空以外が流れるのは実に珍しい(笑)。そして何となく、戦慄が似合っていたよね? 夕方かな(笑)。 次回は1週休んで、随分とキャラクターデザインが懐かしいリマスター。ビタパワーね(笑)。宮下さんに続いて辻真先先生、するともしや、もう書いてくれない脚本家で選んでいたりして? | 目暮警部の真似をするふたりが良かった。 | 「名探偵コナン メイン・テーマ (戦慄ヴァージョン)」 (戦慄の楽譜) | S | |||||
Re 577 | ホタルが灯した真実 (デジタルリマスター) | 辻真先 | 7月13日 | |||||
1130 | トリプルコラボの浮気疑惑 (前編) | 本多康之 | 家村あゆみ | 斉藤千恵・たなかみほ・藤原由弥・大高美奈・鈴木FALCO | 7月20日 | |||
原作回。3つのアベックが混ぜこぜからの、まさかの合流。人死によりも恐ろしい愛憎劇が今始まる! とても好きな回が早めにやってきた。古谷徹云々よりも怪しい爺さんたちの声をアニメで聴きたいとも思ったが、これはこれで嬉しい。原作には無かった、駐車場で待機させられている間の車内描写が楽しい。ヤイバーのテーマを歌って、あっという間に眠って、そして次回には原作通りにすっかり起きているのだろう(笑)。どのキャラも普段見られない目付きが見られて、幸せ万歳。 構成コンテに本多さん!! 原作回に本多さんだと、画面がいつまでも飽きないので素晴らしい。「面白い画」を得意としている方だからこそ、今回のお話には適任。しかしシリアスも見てみたいような……(笑)。キャラクターが生き生きとしていて、実にアニメチックな動きを見せてくれるから好きなのだ。作画は近年でも相当に安定していた方で、面々を見るとスピンオフ作品に関わっていた方々が多いと思った。演出には家村さん。作監、劇場演出と参加して、ついに本編だ。原画はむらなかさんがいる等、それだけではない豊さだ。 画が面白ければ選曲も当然良くなるもので、「小五郎の名刺 (絶海の探偵)」「和葉の追求 (から紅の恋歌)」等。後半の事情聴取以降は09曲が多め。 次週またも休み。修羅場、終わらないな……(笑)。 | 「コゴローワルツ (沈黙の15分) | S | ||||||
1131 | トリプルコラボの浮気疑惑 (後編) | 本多康之 | 藤野陽介 | 牛ノ濱由惟・長野まりえ・山本道隆・紫灯珈・上赤由香里 | 8月3日 | |||
原作2週目。毒とスイーツどっちが食べたい? 事件も浮気も解決編。 1週空いたから、とは言い訳だが実に長い前話回想で尺埋め。事件自体は単純で、この回はラヴコメに重きを置くもの。「君だけの棋士(ナイト)」は、原作からもなかなか上手いと思ったネタ(笑)。本編最後の言葉遊び的キザ台詞は、青山先生にしか書けないから素晴らしい。 作画はアゼータと牛ノ濱さん作監。綺麗な箇所、いつもの不安なアゼータ、入り混じると余計に違和感に駆られる。前編が良過ぎたかもね。 「謎解き (その2) '07」が長い回想のおかげで長々と聴けたのが嬉しい。後半のメロディが無くなったところが好きなのだ。 次回また1週空いて、光彦のシリーズ第3弾。やったばかりと感じるのは、近年シリーズモノが増えているからで、実際は1096話以来、約1年振りだそうだ。松田さんの脚本が見られるだろうか? 予告に光彦が一切出てこなかったことが面白い。 | エンディングおしまい。 | なし。 | A | |||||
1132 | 円谷光彦の探偵ノート3 | 松田千里 | 奥澤明裕 | 戸澤稔 | 佐々木恵子 | 8月17日 | ||
アニメオリジナル回。光彦の疑う心と、兄弟愛が窃盗団のリーダーを炙り出す! ハートフルだ。 光彦のシリーズは何かとホームズに絡めてくるが、今回は薄め。松田さんの手を離れた「張り込み」シリーズの要素を感じられる、高木千葉に勝手に協力する探偵団の姿を見られた。元太はアナグラムを知らない? 無かったか、アナグラム登場回は? 1000話台に2度参加した奥澤さんがコンテ。他は馴染みのブーメランで、安心安全。サブキャラデザインには斉藤千恵さん。 テレビ版のメインテーマは天空が安定。思えば大野さんのオリジナルアレンジで最後に大野克夫バンドを使いながらに完全独自の物は天空がそうか、となる。沈黙は大野克夫バンドとしての最後、太陽にほえろらしさが強いのでコナンくんとしての、という考え方。しかし劇場予告でも使われなくなってきたのだから、疾走感のある紺碧を流して欲しいとも思うね(笑)。 | 来週はあるのか! ヒント、コナンくんひとりで寂しかった。 | なし。 | A | |||||
ED 71 | 夢で逢いましょう SARD UNDERGROUND (GIZA studio) | 鎌仲史陽 | >須藤昌朋 (総作画監督) | 岩井伸之 | 8月17日 | |||
前曲「空っぽの心」同様、小澤正澄氏の作曲編曲。久し振りのエンディング変更は、なんと66以来のSARD。 そんなに間が空いたのか、と、名曲を思い馳せる。BeingらしさとGIZAらしさを思い出させてくれて、SARDは常に外れない。イントロが素晴らしい、惚れ惚れする(笑)。 映像は予想外れて、女性陣ではなく鎌仲監督の手による物。若狭先生が中心で小林先生も登場。103巻と104巻のアニメ化に、このエンディング中果たして突入出来るか! 若狭先生の目推しは確かに、鎌仲監督に良くお似合い。原画の大友さんも然り(笑)。 追記(8月20日)。聞けば、SARD側としては新一くんと蘭ちゃんを想起させる詞を載せた楽曲だという。まだ1週なので歌詞までしっかり聴けていないが、すると今回の映像との不似合いが徐々に気になっていくことだろう。初めからそれを理解していたファンであれば尚更、怒っても無理はないとも思う。どうやらCDジャケットもニューヨークのふたりだそうで、楽曲単独でふたりを描いている結果となっている。映像は鎌仲監督の発案なのか、原作のアニメ化を予定した流れなのかは不明であるが、これはそれぞれの情報が公表されている以上、監督が恰好の的になってしまっても仕方ないと感じる事態だ。私だって、映像だけを見れば良い物と感じていたが、楽曲背景を知れば少しもったいない、新一くんと蘭ちゃんの映像を見たかったと、残念な気持ちにもなった。 ※11月16日追記。エンディング映像が意味不明な変更。最初の歩道橋の引きで、苗子ちゃんと千葉刑事が登場。わざわざ車もCGでなく手描きだが、今後の原作を考えても関係ないふたり。歌詞は新一くんと蘭ちゃんなのに、と改めて神経を逆撫でされた気分だ。 | フォントには詳しくないけど、クレジットが見やすくて良い。 | S | ||||||
1133 | ベストハズバンド | 稲本達郎 | 山本泰一郎 | 髙田昌宏 | かわむらあきお | 8月24日 | ||
アニメオリジナル回。殺人が発覚すれば政治家としてはおしまい。庇うのか影の薄い夫か、そうなのか。 夫、というか一族で言えば主人なのだが、彼の性格は本来から根暗と性悪だったのだろうか? 浮気さえ無ければ本当に落ち着きのある人だった可能性も、とも思ったが跡継ぎを動機として語っていたわけだからこの考えは外れだ。このように、二転三転する展開だったもので、ややこしいながらなかなか面白かった。20分で眠らずの小五郎がスピード解決も一瞬の期待、ご心配なく、どんでん返しはやって来るもの。すると、政治家自体の性格は良かったのか? いや、浮気しているんだものなぁ……。稲本さんの登板率が上がってきている。蘭ちゃんの存在に意味(女性視点)を持たせてくれただけで、稲本さんには感謝。 作画はかわむらさん作監でBIGBANG。BIGBANG作画好きとはいえ、しかしあまりにもアップの作画が綺麗。これが監修無しとは信じ難い。更に来た、山本監督コンテ! 所々のメリハリが確実に違いを感じられて、只者でないことをすぐに知られる。コナンくんを始め、キャラクターの表情に良く癖が表れるので要注目だ。サブキャラデザインは増永さん。 「顛末 (TENMATSU) '07」「赤い光のスナイパー (1) '07」等、旧曲使用箇所が印象的。「諜報のメロディ (別ヴァージョン) (純黒の悪夢)」や後述の緋色曲の、珍しい曲調の流れも良かった。 次週またも休みを挟んで、2016年の再放送。よく覚えている回だ。大川さんはミステリーツアー辺りで帰ってきてくれないものか? | 田中敦子さん、追悼テロップアリ。 | 「犯人を追い詰めろ」 (緋色の弾丸) | S | |||||
Re 826 (R147) | 美女とウソと秘密 (デジタルリマスター) | 大川俊道 | 9月7日 | |||||
1134 | ポジティブ男の災難 | 扇澤延男 | 大宙征基 | 木村佳嗣 | 津吹明日香・奏野好詔・鈴木FALCO | 9月14日 | ||
アニメオリジナル回。とても良い人である無職は、玉だけにパチンコ屋で替え玉疑惑。殺人犯にされて災難だったが、本当に良い人なのだ。 扇澤さんはえらく久し振りな気がしたが、6月の「ザ・取調室2 (#1127)」以来。宮下さんを期待していた回だったので、頭の中でカウントされていなかったのかもしれない(笑)。不幸が続くのは必ず自分やその周りに原因がある、ので世界や他人を恨むのはお門違い。それが私の考え方。それも結果的に不幸になっただけで直接の原因でない相手を殺したとなると、罪は重いだろう。アパートは誰が引き継ぐのだろうね? 小説家志望は果たして再び、平穏な引きこもりの日々を送れるのだろうか? 作画はキメ細かく、目付き鋭いコナンくんが見られた。映画連動回や、その後の歩美ちゃん4のゴチャゴチャ作監以来の、津吹さん参加。またすぐに映画へ行ってしまうのだろう。3人なだけ平和だ。演出には今年の映画に参加した木村さん。もしや本当に、来年へのウォーミングアップなのかもしれないね。にしても、奏野さんの名前って「詔」だっけ? 「紹」だと思っていたが、もし違うならば当ページに大変な誤植の量が(笑)。 次回、ついにシューシューじーさんも出てくる原作シリーズ! | ネクストコナンズヒント、コントあり。 | なし。 | A | |||||
1135 | 大岡紅葉の甘い罠 (前編) | 金井次朗 | 向山鶴美 | 髙橋恒星・徳倉栄一・清水雄介・中谷藍 | 9月21日 | |||
原作回。食べ歩きと称して女子を排除すると、あとは紅葉の思惑通り。人死には当然起こるけれども、果たして色仕掛け成功なるか? 良いなあ、和のスイーツを巡るのは羨ましい。 作画は微妙。監修クレジットは無いものの、確実にアップの修正が入っている。だからこそ引きとの差が大きくて困る。金井さんを構成コンテに連れてきては、少しもったいないような回。 から紅の「阿笠博士の段 (から紅の恋歌)」良いよね! と書こうとしたのに、終盤まさかの「ひらめき'07 (未収録曲)」がギャグ曲として…………(笑)! 複雑な感情だ、嬉しいんだが悲しいんだか。恐らくは「恋する商店街 (#1067)」以来。 江戸川乱歩を扱った特別回を2週放送するらしい。脚本は大倉さんというので恐らくスペシャルと同じ力の入り方だろうから、作画はこちらに割かれている可能性がある。ゴメラみたく4週ないのが幸いだ(苦笑)。 | 映画じゃなかったか。 | 「ひらめき'07」 (未収録曲) | B | |||||
1136 | 大岡紅葉の甘い罠 (後編) | 金井次朗 | 家村あゆみ | 須藤昌朋 | 岩井伸之 | 9月28日 | ||
原作2週目。食べる女子たち、食べようとする女子、痴話喧嘩の隣に黒い影あり。 ラヴコメあり、真面目あり、コナンくんらしい原作回。アニメ化にあたって、幾らか脚色された台詞と演出に思わず舌鼓してしまう後編に。 あまりにも久しい岩井さんの単独作監。加えて須藤さんもいれば、10年近く戻れた気分に。原画も恐ろしく豪華で、井本さん青木さん本吉さん大高さん斉藤さん薦田さん長野さん小坂さん髙木さん、と記憶しているだけでも異常。更には山本監督までいるので、それはそれは素晴らしい画の1話だった。 「キッドVSレオン (紺青の拳)」「灰原の調査 (紺青の拳)」「怪人包帯男 (1)'07 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST)」等もありながら、初使用曲も。 | SARDがついにひとりに。 | 「双葉の調べII」 (から紅の恋歌) | S | |||||
1137 | 行列店、味変の秘密 | 稲本達郎 | 大宙征基 | 戸澤稔 | 佐々木恵子 | 10月5日 | ||
アニメオリジナル回。ラーメン屋さんの味が変わったので確かめよう。 「ベストハズバンド (#1133)」以来と、その時にも書いた通り稲本さんの頻度が上がっている。しかし見ていて、とても稲本さん回だとは予想できなかった。日常の中にある小さな出来事、という括りは好きなのだが、今回の場合筋はそこまで面白くなかった。 ブーメランなので作画は綺麗。コナンくんの眼鏡をよく光らせる回は、私の中では基本評価が低い。 選曲はバランス良くも、07導入後を思い出す構成もあって満足。「船上サスペンスI (絶海の探偵)」から始まるのも面白い。「ミッドナイト・ステップ'07 (未収録曲)」と他に銀翼曲が2曲程使われていて、私は至福の気持ち。今週1番は、後期解決曲に一時期昇華した「千速と重悟の婚活パーティー (後編) (#1116)」以来の1曲。 分けて評価するならば、お話B、演出C、選曲A、といったところか。 | 収録までされているのだから。 | 「汐留'07」 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST) | B | |||||
1138 | 動く交番 | 村川康敏 | 奥澤明裕 | 藤野陽介 | 山本道隆・長川薫・上赤由香里・紫灯珈・秦野好紹・鈴木FALCO・大高美奈 | 10月12日 | ||
アニメオリジナル回。わざわざ移動交番所を占拠して逃げよう、そして盗品は捨てていこう。使われた男たちとアイドル女の背景は? という気になる点は残るのだが、動きある展開は見ていて面白かった。アニメオリジナルの好きなところだ。村川さんは「ショコラの熱い罠 (#658)」の記憶があるが、6年前にもサッカー回で書いていたらしい。哀ちゃんは目立つと良くないので、壇上に上がらない方がいいよ。 コンテ奥澤さん。作画はアゼータ、がしかし全体的に安定していた。それと、人々の拍手が怖かった。 「和やかな時 (から紅の恋歌)」。決して今週が良いとも言えないが、コナンくんにおける選曲は、小五郎を眠らせる時のあの効果音が流れるだけで通しで評価が低くなる。 来週のサブタイトルが酷い。しかし2週連続でスケボーが見られそうだ。 | 変わりゆくスポンサー。 | 「はずむ蘭'07」 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST) | B | |||||
1139 | 意地悪な弟に困る姉 | 扇澤延男 | 加瀬充子 | 髙本雄大 | たなかみほ・西川真人・胡雲涛・廖菲・林子葉・拾月動画 | 山本道隆・柏原英里花・小坂知 | 10月19日 | |
アニメオリジナル回。ろくでなし姉弟は仲悪し。 作画もそれはそれはさることながら、出てくるゲストキャラクターたちも苛立って仕方なかった。書くことはない。 ルミナスという会社の作画協力回。アニメ界には「かんたんルミナス」という偉大なルミナス先駆者がいるので、検索にも出てこない。作監捕の名立たる3人が不憫で仕方ない、そんな作画。いつかの佐々木純人さんを思い出す、というかは目暮警部を思い出す……。今のキャラクターデザインに似つかない、しかしどこか見覚えのある絵というのが不安を掻き立てる。こんなところへ依頼するあたり、状況はあれから変わっていないか、間もなく劇場と乱歩の特別回への注力で力が偏っているか、だ。どうあれ恐ろしかったね。ハイライトミスは、最近出ている哀ちゃんの何某かのスピンオフ作品のように、とにかく不安になる。 | 瞳孔が開かれ、なんて死体以外に使いたくない。 | なし。 | D | |||||
Re 737 (R148) | 疑惑の散歩道(プロムナード) (デジタルリマスター) | 三上幸四郎 | 10月26日 | |||||
1140 | 女子会ミステリー3 | 大和屋暁 | 小山だいき | 髙田昌宏 | かわむらあきお | 11月2日 | ||
アニメオリジナル回。怪しい会話を聞いた園子と蘭ちゃんは、女子たちを三度集めて捜査開始。すると町には忍者が溢れていて……? 3月放送の1118話以来。大和屋さん脚本も久し振りに感じられて、「コナンと目暮 2人の人質 (#1128, 1129)」以来。4か月あって約10話しか進んでいないとは、夏が如何に薄かったかを思い出させる。今回のテーマは「忍者」。義雄ではないが忍者のたまごに相応しいような、小学生姿の蘭ちゃんと園子も見られた。園子の「5万も」という庶民感覚に惚れ直す。全体的に絵にも画にも遊びがあって、お話だけでなくアニメ作品としてしっかり楽しめた。リボン付きのカチューシャ、かな? を、忍者衣装の上から着けていた歩美ちゃんが非常に可愛らしかった。無数に襲われる金子宝石店も見どころ。これは独立してではなく、連続してテレビアニメを見ている層がより楽しめる繋がりある演出。野暮だが、この世界は半年と少し(と思っている)時間経過で、宝石店は一体どれだけの盗難被害が続くのだろう(笑)。声優さんもまさか断続的に出演することになるとは思ってはいなかっただろう。コナンくんは蚊帳の外、迫っているスペシャル回の為に江戸川乱歩を読んでいても面白かったかも(笑)。米花駅も阿笠邸も、帝丹小学校内も久し振りに見られた。 作画はBIGBANG。監修がいないなんてもう私は信じない。かわむらさん作監は当然大好きだが、あまりにも顔のアップがデザインに則って綺麗なので違いに驚く。また、エンディング後は別アニメかのような特徴的な顔付きに……(笑)。絵コンテは小山だいきさん。調べると、同じトムスの作品を書いているらしい。今週がお話上特別だったかは分からないので、是非また参加して欲しい。 選曲とお話の良さは比例する、というよりかはお話の面白さや新鮮さに比例する、が正しい。オープニング前の「少年探偵団ファンファーレ (ゼロの執行人)」だけでも大満足だ(笑)。ファンファーレは便利に使われていて、「少年探偵団ポーズ (緋色の弾丸)」もあった。他、「毛利小五郎のテーマ'07 (未収録曲)」や「名探偵コナン 新メイン・テーマ'07 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST)」も効果的で良かった。 余談、義雄原案、大和屋さん執筆で馬の小説が出たらしい。なんと挿絵には山本監督が参加だ。コナンくん以外を担当する山本監督はそう見られないので、要確認されたし! | 素晴らしい回が年の後半に来てくれた。 | 多数。 | S | |||||
1141 | お留守番毛利一家 | 扇澤延男 | 大宙征基 | 西村大樹 | 津吹明日香 | 董立則・金京禹・沈陶裔・陳亮・袁荃・何金龍・罗海・魏丽娟・謝媚・罗睿 | 11月8日 | |
アニメオリジナル回。評論家宅の庭には小説家が埋まっているらしい、とタレコミ。庭が広過ぎるというのも考えものだね。 扇澤さんだろうな、となんとなくでもすぐに分かる内容(笑)。しかし蘭ちゃんが機械的とはいえ、推理部分まで台詞があったのは喜ばしい。犯人だけが悪いわけではなく、ひとつの安易な行動がある結末に辿り着く、という扇澤さんらしい締め。とても良かった。 作画はルミナスに続き、またも新しい会社「十文字」。名前こそかっこいいが、その文字列通りクレジットは3文字だらけで驚き(笑)。しかしルミナス回に比べれば数段上で津吹さんの力なのか純粋になのかは不明だが、所々2000年代中期の劇場デザインにも見える蘭ちゃんが見えて、個人的には満足だった。以前書いたように、スペシャル回と劇場版があるので作画スタッフの分散が激しいのだろう……と思う。 選曲は「尋問'07 (未収録曲)」久し振り。後述に選んだのは沈黙曲。眠りの小五郎までスムーズに入っていって良かった。 | 監修クレジット嬉しい。 | 「コゴロー②」 (沈黙の15分) | A | |||||
1142 | 乱歩邸殺人事件 (前編) | 大倉崇裕 | 鎌仲史陽 | 向山鶴美 | 髙橋恒星・徳倉栄一・半扇門 | 11月16日 | ||
アニメオリジナル回。旧乱歩邸へ見学に来た少年探偵団。前日には周辺で殺人事件、当日にも土蔵の中で殺人事件と死にまくり本格ミステリーだ。 画の派手さを求められない大倉さん脚本を2週見られるとは贅沢な。しっかりとした推理物になりそうで次週も楽しみだ。 作画は期待に大きく劣ったマウス。色彩が落ち着いて見えたのは特別回故意図的か、土蔵の中での暗さが目立ったかのどちらか。今までを思えば前者もあり得るが、今は中尾さんなのでそのままでも素晴らしい物。土蔵の中では陰影が強く出ていて、深みがあったのが良かった。それだけにマウスは残念だ(笑)。 選曲は普段と違えど、そそられる物は少なかった。 エンディング映像がよく分からない変更。遡ってエンディング感想の欄を少し更新したので、そちらも良ければどうぞ。 | エンドカードが乱歩仕様に。 | なし。 | A | |||||
1143 | 乱歩邸殺人事件 (後編) | 大倉崇裕 | 鎌仲史陽 | 戸澤稔 | 佐々木恵子 | 11月23日 | ||
アニメオリジナル2週目。事件は起き切ったので解決編。監督不行き届きの小林先生を置き去りに、少年探偵団参上! リアルタイムで見た人にしか分からないだろうが、私は今気持ちがYAIBAへいってしまったので、感想を書き辛いのである。来年4月からはYAIBAとコナンくん、青山剛昌の世界を 1時間楽しめるようになるぞ。 気を取り直して、江戸川乱歩。全体的に地味だがしっかりとした内容で、キャラクターのセリフも小気味良い。乱歩邸の椅子に座ったコナンくん、さすがにホームズの真似はしなかったか(笑)。 作画はブーメランなので安定。土蔵だけでなく夜が多かったので、暗めの画が見られたのは良かった。 選曲は先週に続いて「光をつかもう 別ヴァージョン (未収録曲)」が、乱歩邸テーマ曲のように使用。紺青推理曲や宮澤曲も聴けるなど、先週にも書いた通り普段と違ってはいたが、面白味はない。 | YAIBAも感想書く? | 「真相究明'07」 (未収録曲) | A | |||||
Re 795 (R149) | 若奥様が消えた秘密 (デジタルリマスター) | 稲本達郎 | 11月30日 | |||||
1144 | ホテル連続爆破事件 (前編) | 本多康之 | 𠮷村あきら | 須藤昌朋 | 牛ノ濱由惟・青木香菜・長野まりえ・下地彩加 | 12月7日 | ||
原作回。ホテルが爆破され続けているっていうのに、世良ちゃんはコナンくんを連れ込むことばかり考えている! 当然事件には真隣で遭遇して……。 久々に原作回のアニメ化できゃっきゃと楽しめたかもしれない(笑)。緊張感の薄れた現在のコナンくんは、青山剛昌らしく、例えるならば連載終了後の鳥山明のように元の形を成そうとするのでギャグが多く楽しい。しかし癖は抜けず、説明的な会話は具体性があり現実味はない。この違和感を払うことこそがアニメの役目と思うが、そうもいかないか、尺的にも。さて、田中敦子さんの後任として、本田貴子さんがメアリーの担当に。知っている声質とは確実に違い、メアリーらしく重く、そして体調を見せる為と意図的かザラつきを感じさせる声が素晴らしい。想像などしてなかったが、何にしても以上の出来で感動した。本田さんの声を思えば、個人的には千速さんの方が似合っているようにも感じるが果たしてそちらはどうなるか。 構成コンテに本多さん登板! リマスターこと再放送が予告、仄めかしになっているパターンの再来でとても嬉しい。独特且つユニークな画作り、冗長になりがちな原作回を飽きさせないそれは、拍手喝采もの。私が書きたいのは、もっと本多さんには原作回に参加して欲しい、ということだ。それだけだ。作画は牛ノ濱さん始め、女性陣が中心となっている理想の布陣。 BGMは気のせいか音量が大きめ、これも満足。選曲は追記予定、あくまで予定。 余談。来年は1月4日、新年早々放送があるらしい。1年以上、歴代最長のオープニングを放ってエンディングが変更となる。良い曲だが映像はいけない、そんな複雑な思いを寄せていたエンディングであるが、あまりの短さと前述のオープニングの件もあって不満が爆発している私であった。 | 来年の劇場は涙も血涙も! | 「」 () | S | |||||
1145 | ホテル連続爆破事件 (後編) | 本多康之 | 家村あゆみ | 大友健一・古谷田順久・鈴木FALCO | 12月14日 | |||
原作2週目。暗号も犯人も、ついでの犯罪者もあっさりとバレるが、割られ押される火災報知器。その目的は! 葉っぱと共にベッドで編集部と語り合う、至上の快楽だろう(笑)。それでもちゃんと小説は書いているのだから偉い。小出しの怪しい爺さんも、わざわざ出向いて夢見心地。もうただの事件じゃいられないのだ! 変わらず本多さんの画で満足気な私。部屋を追い出された時の3人がとても良かったので、これは後でゆっくり見返したいところ。作画は先週こそ大友作監を察知してがっかりしていたが、実情は3人体制で強く感じる箇所は少なかった。監修は無し。 選曲は先週に続いて「'09未発表曲」が印象的。先週に続いて、と書いたので追記の補完になっただろうか(笑)? その他「殺意'07 (未収録曲)」「名探偵コナン メイン・テーマ (摩天楼ヴァージョン)'07 (未収録曲)」も良かった。 次週は1023話以来の、古書店4。もう汽笛は聞こえてこないけれどもね。 | 春は大変そうね……英理さんは出ない? | 「二人の推理」 (から紅の恋歌) | A | |||||
1146 | 汽笛の聞こえる古書店4 | 月日 | ||||||
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