アニメ「名探偵コナン」こと、コナンくんの感想を簡単に載せていく場所です。 情報としては下にある通り、いくらかのスタッフクレジットなども含めています(敬称略)。 ☆注意事項☆ 好き勝手に書いています。この場合の「軽口」とは、滑稽や面白い言葉の意でなくお喋りな様です。 これをご覧になって気分を害されましても責任は負えません。ネタバレも同様に。劇場版含みます。 苦情やご意見は掲示板までお願いします。その他雑談もどうぞ。 ※ 定期更新している1029話以降とは違って、当時の記録と記憶で書かれています。多少の間違いや物忘れはご愛嬌。 最新はこちら。 ここをクリックすると、このページでの最新回まで飛ぶことができます。 |
話数 | サブタイトル | 構成 / 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監修 | 作画監督 | 作画監督補佐 | 放送日 |
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あらすじ / 感想 | ひとくちメモ | 気になったBGM | 評価 (SからDまで) |
1000 | ピアノソナタ『月光』殺人事件 (前編) | 山本泰一郎 | 吉村あきら | 須藤昌朋 (総作画監督) | 岩井伸之・佐々木恵子 | 2021年 3月6日 | ||
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コナンくんはついに放送1000回。記念に初期の名作をリブートだ。 20周年の時にも「エピソードONE」という1話のリメイクのようなものをやったのだが、あれとは違い公式曰く「リブート」。当時1時間スペシャルだったものを30分枠2週に構成し直して、現代的な要素は追加せずに新たに描かれた。しかしこれが良くなかったと思う。昔の絵の方がいい、というのは当然で声優さん変更、また細かい変更点を挙げていくとキリがないほど文句が出てくる。前編のことも含めて、後編のところに書いていこう。どうぞよろしく。 | 記念アニメオリジナル! とかの方が良かったはず。 | 「犯人 (スナイパー) の正体 '07」 (CD未収録曲) | C | |||||
1001 | ピアノソナタ『月光』殺人事件 (後編) | 山本泰一郎 | 須藤昌朋 (総作画監督) | 岩井伸之・かわむらあきお | 3月13日 | |||
名作リブート後編。 前編含めてここでは不満点を。現在のコナンくんでは当たり前になっている自主規制。血の色を黒にしたり、見開かれた死体の目を閉じさせたり。現代的なものを入れずに作り直しているわけだが、反対になくなっているものが多い。建物内にあった灰皿の撤去、それを踏まえて小五郎の喫煙描写もなくなった。麻薬も舐めない、嗅がない! 初期のコナンくんにあった、軽妙なギャグシーン、セリフも削除されている。ここまで挙げて何が言いたいのかというと、アニメ放送1000回を記念して作ったものが劣化リメイクでしかなかった、といった話。これが非常に残念だった。沢城さんの成美先生もダメだった。何より私は、チョーさんの老いぼれ警官が好きだったのだ。 | Reboot(曲名)嫌い。 | 「二人の推理」 (から紅の恋歌) | D | |||||
1002 | 米花商店街ダストミステリー | 櫻井武晴 | 鎌仲史陽 | 牟田清司 | 大友健一 | 青木香菜 | 4月17日 | |
本当は975話になるはずだった、1年遅れの映画前日談。商店街のゴミ箱設置について。 WSG(現実で言うオリンピック)が迫る中、商店街での日常的な問題を書いた話。毎年映画前日談は、日常的である、ことがほとんどなのでこれが面白い。何が面白い、って映画本編とのギャップだ。映画が金曜日公開になってからというもの、私の中では順序が逆になっている状況。後から前日談を見るというのも面白いものだよ。ゴミ箱ね、ゴミ箱はそこら中にあって欲しいと私は思う。ポイ捨ても減るよ。 | 紺青曲解禁! | 「リシの部屋」 (紺青の拳) | A | |||||
1003 | 36マスの完全犯罪 (前編) | 鎌仲史陽 | 吉村あきら | 牟田清司・岩井伸之 | 大友健一 | 吉見京子 | 4月24日 | |
原作回。コナンくん、小五郎、安室さん、そして脇田の男4人でミステリー王道の雪山へ。駐車場も崩れて、トンネルも雪崩で封じられた! 脇田も言っていたように、本当に昔ながらの王道ミステリー。この人選もあり、最初の移動シーンから好きだ。当然のように原作は3週に分けられるので、アニメ化にあたって間延び感があるかないかで評価が変わってくる。作監補には現在ゼロティーで活躍中の吉見さんも。 | 雪山シリーズは面白い。 | 「リシのテーマ」 (紺青の拳) | A | |||||
1004 | 36マスの完全犯罪 (中編) | 鎌仲史陽 | 戸澤稔 | 須藤昌朋・牟田清司・岩井伸之 | 佐々木恵子 | 中島里恵 | 5月1日 | |
原作2週目。ちなみに完全犯罪と書いて「パーフェクトゲーム」と読む。 作画監修が3人もいる贅沢な回。組織のナンバー2であるRUMについても少し触れる。一体誰なんだろうねえ(知らんぷり)。その人はとてもせっかちらしい。 | 作画監修が3人! | なし。 | B | |||||
1005 | 36マスの完全犯罪 (後編) | 鎌仲史陽 | 牟田清司・岩井伸之 | 津吹明日香 | 吉見京子・大友健一・牛ノ濱由惟 | 5月8日 | ||
原作3週目。暗号も解ける、犯人も分かる。つまり解決編。 この雪山シリーズは、原作としては久々に事件らしい事件だったので満足感が高い。犯人はわかりやすいが(笑)。それとその犯人はかなりの演技派である。今回はBGMに注目して欲しい。これも珍しい後述、推理用として使われた1曲がとても嬉しかった。小五郎が起きていたおかげか? 加えて今回の雰囲気に合わせてか、瞳の中の暗殺者の楽曲が多く使われた。これも良かった。 | 鎌仲さんコンテ演出では目が強く出る。 | 「怪人包帯男 (1) '07」 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST) | A | |||||
1006 | 毒を入れたのは誰 | 辻真先 | 黒田晃一郎 | 牟田清司 | 山本道隆・長川薫・tofu・迎千葉瑠 | 5月15日 | ||
アニメオリジナル回。年に1回か2回見られる、大ベテラン辻真先大先生脚本。金融会社の社長は殺されがち……と思えばまさかの犯人! どいつもこいつも怪しかったのに。辻真先先生は原作をどれだけ読み込んでくれているのだろう? 突然挿入された名言あり。小五郎は姿を見せずに寝かされた。そのおかげでいつものギャグBGMを聞かずに済んだのはよかった。作画はアゼータ。本当に安定しない。全体的に見れば、キャラの輪郭が丸めで嫌いではないのだけれども。 | ヒゲは悪い奴。 | 「怪人包帯男 (1) '07」 (名探偵コナン TVオリジナル・サウンドトラック Selection BEST) | B | |||||
1007 | 復讐者 (前編) | 扇澤延男 | 大宙征基 | 髙田昌宏 | 牟田清司 | かわむらあきお | 6月5日 | |
アニメオリジナル回。苗字に季節が入った人たちが襲われていく。犯人らしき人は崖から落下! 予告で見えた背景が大自然だったのできっとそういう話なんだろう、と期待していれば全く。街中が多かった。出てくる人名も地名も覚えやすくて良い。2週に分かれているとゲストキャラの名前は忘れがちだからね。それに、一箇所に留まらず色々な場所が出てきたのも好感。作監はかわむらさんで安定。目が好きだ。 | 水音が良かった。 | 「危機迫る~コナン出動 '07」 (CD未収録曲) | A | |||||
1008 | 復讐者 (後編) | 扇澤延男 | 大宙征基 | 萩原露光 | 牟田清司・岩井伸之 | 高橋直樹・川口弘明・除吉京・林雪春・除暁嵐・胡威・黄風・楊国福 | 牛ノ濱由惟・たなかみほ・津吹明日香 | 6月12日 |
アニメオリジナル回2週目。みんな死んだよ。 デタラメでもそうでなくても、投資話なんてのに乗っちゃあいけない。その末路は復讐だよ。作画は4tuneというスタジオが担当。日本のスタジオなのだが、SEEDという中華スタジオと提携しており、クレジットからもわかるように日中混合チームである。外人クレジットは久しかった。それに演出の萩原露光さんも久しかった。 | 4tune制作協力。 | 「イントロダクション」 (ゼロの執行人) | B | |||||
1009 | 落とし物は事件のにおい | 飯岡順一・松田千里 | 山本泰一郎 | 戸澤稔 | 牟田清司 | 佐々木恵子 | 6月19日 | |
アニメオリジナル回。ブレスレットを拾った歩美ちゃん。舞台は絵日記でも見た商店街へ。 期待の新人、松田さんによる脚本。この頃の、ひとつの現場に留まらずに行動が多かった話はどれも面白い。アニメだからやはり場面の移り変わりを見たいのだ。絵日記同様、山本監督直々のコンテ回でもあってキャラクターがいい表情をする。首の動き……というか顔、どこか山本監督とわかる部分があるんだ。そしてそれが好きなんだ。少し曲がった口とか。 | 来週の蘭ちゃん、顔がかわいい。 | 「夜のティータイム」 (から紅の恋歌) | A | |||||
1010 | 笑顔を消したアイドル | 浦沢義雄 | 髙木啓明 | 牟田清司 | 津吹明日香 | 家村あゆみ・牛ノ濱由惟・吉見京子 | 6月26日 | |
アニメオリジナル回。交番勤務の警官が小五郎へ相談しに来る。食い逃げをしたのがアイドルではないか? と。 さすがは浦沢義雄脚本。私は好きだよ。大御所のほとんどに通ずることなのだが、とにかくセリフと展開に力がある。それを感じさせられる。コンテ演出は元ワンパックの高木さん。まずこの方なら間違いない。そして期待通り、期待以上の絵作りであった。アングル、影の付け方、どれもが違う。おかげで安っぽい現代コナンくんの色彩をも覆って、綺麗な色味を出していた。ソファーに座るコナンくんの表情が印象的だ。原作回である次回予告が酷い、と思えたほど。 | 雨と涙の雫が綺麗。 | 「ストリートファイト」 (紺青の拳) | A | |||||
1011 | 山菜狩りとクローバー (前編) | 大宙征基 | 黒田晃一郎 | 牟田清司・岩井伸之 | 長川薫・tofu・山本道隆 | 7月10日 | ||
原作回。授業の下見の為、小林先生と若狭先生と共に群馬へ向かう探偵団。そこでもちろん事件。 殺害シーンから始まる回は面白い。我々は犯人を知った上で見ていくわけだからね。ラムちゃんとあたるの共演回でもある。ところでこの頃は、作画監修にかつてキャラデザを担っていた岩井さんが参加している。しかし最近はめっきりである。一体何だったのだろう。 | アゼータかあ。 | なし。 | B | |||||
1012 | 山菜採りとクローバー (後編) | 大宙征基 | 髙田昌宏 | 牟田清司 | かわむらあきお | 7月17日 | ||
原作2週目。歩美ちゃんが見つけた四つ葉のクローバーがカギ。 車のタイヤをぐるぐるとして、車体丸ごと動かしたといったトリック。これいいけど、私は手も袖も汚したくないから嫌だなあ(笑)。原作で印象的だった最後のシーンはハーモニー処理。いつぞやの原作回(探偵団はヤブの中)で、あり得ないほどダサかったので今回はマシに見えた。 | BIGBANG万歳。 | なし。 | B | |||||
1013 | 愛しすぎた男 | 三上幸四郎 | 河原龍太 | 牟田清司 | 大友健一 | 吉見京子・長野まりえ・橋本正則 | 7月24日 | |
アニメオリジナル回。コナンくんと小五郎がカレーの材料の話をしている中、女性もカレーを作って。それから一見、正当防衛に思える事件現場へ。 この回は印象が強い。出てくるゲストキャラふたりが随分と異常だったのだ。明るく振る舞う女性は真っ黒、それを溺愛する男は嫉妬心の塊。ふたりは夫婦。殺された男は女性に雇われた暗殺者。困ったものだ。カレーの隠し味にお金というのも斬新で面白い(違う)。ひたすらに男が気持ち悪いのでエヴァのアスカの如くひとこと申してくれないだろうか、と思っていたところ本当にそれで終わった。これは素晴らしい。 | カレー食べたい。 | なし。 | S | |||||
1014 | 魔王と呼ばれた小説家 | 扇澤延男 | 大宙征基 | 戸澤稔 | 牟田清司 | 佐々木恵子 | 7月31日 | |
アニメオリジナル回。またコナンくんと小五郎が歩いていると、また現場を発見。小説家が射殺されていたのだ。 ここは日本なんだから、銃をコレクションするなんてもってのほか。剣にしなさい。殺された小説家の弟子たちはただの影武者。作品を書かされていたとのことで、それは殺したくなる気持ちもわかる。 | 魔王はすごい奴。 | 「金庫室」 (紺青の拳) | B | |||||
1015 | 張り込み | 飯岡順一・松田千里 | 吉村あきら | 牟田清司 | 津吹明日香・たなかみほ・増永麗・鈴木FALCO | 8月14日 | ||
アニメオリジナル回。探偵団は、高木千葉のふたりが張り込みをしていることを知った。 当然容疑者は3人いてその中から犯人を当てるのだが、ところどころバカらしくて微妙にも思えた。アイテムをいくらか駆使していた点は高評価。 | 来週楽しみ。 | 「コナンドライブ③」 (沈黙の15分) | B | |||||
1016 | モノレール狙撃事件 (前編) | 大和屋暁 | 高木真司 | 黒田晃一郎 今泉竜太・粂田佳之(演出補佐) | 牟田清司 | 長川薫・tofu・山本道隆 小澤和則(エフェクト作画監督) | 津吹明日香・佐々木恵子・牛ノ濱由惟・CHA MYOUNG JUN・KU JA CHEON | 8月28日 |
アニメオリジナル回。今度はモノレールに乗るコナンくんと小五郎。そこでなんと乗客のひとりが撃たれた! コナンくんアニメオリジナルの希望、大和屋さん脚本。2週に向けて壮大な導入がされた。作画はクレジットだけ見ればかなり気合が入ってるように見えるが、実際はキレのないただのアゼータである。車がCGでない点は最大限に称賛したい。 | エンディング変わってくれてありがとう。 | 「事態発生」「全員退避!」 (から紅の恋歌) | A | |||||
1017 | モノレール狙撃事件 (後編) | 大和屋暁 | 高木真司 | 髙田昌宏 | 牟田清司 | かわむらあきお | 9月4日 | |
アニメオリジナル2週目。舞台は豊洲……東都市場へと移動。 一気に規模は小さくなるものの、ちゃんと推理はしている。この週を見れば先週はアゼータでよかった、と思える。先週は警視庁に一切人がいない節約仕様だったが、これが今週市場で無人にされていたら寂しいものね。 | 現金輸送車と聞くと探偵たちの鎮魂歌が浮かぶ。 | なし。 | A | |||||
1018 | 骨董盆は隠せない (前編) | 山本泰一郎 | 向山鶴美 | 牟田清司 | 大友健一・牛ノ濱由惟 | 長野まりえ・新谷憲・増永麗・井本愛夕 | 9月11日 | |
原作回。阿笠博士の家の前で世良ちゃんが見張っていた。そこへ沖矢さんが連れて阿笠邸へ。博士は栗介の骨董盆で一儲けしようとしており……。 山本監督の構成コンテ。絶対に3週もいらない原作をなんとか引き伸ばそうとしているのが見て取れる。頑張ってものっぺりしてしまうのは仕方ない。もう栗介が黒幕でいいんじゃないかな? と最近思い始めてる。選曲はあまり面白くない。原作回だとどうしても遊びがなくてね。 | 作画はごちゃごちゃめ。 | なし。 | B | |||||
1019 | 骨董盆は隠せない (中編) | 山本泰一郎 | 戸澤稔 | 牟田清司 | 佐々木恵子 | 9月18日 | ||
原作2週目。槍で刺されてしまった鑑定家。痛そう。容疑者はもちろん3人で、手掛かりは被害者の残した血の付いた皿。そんな中世良ちゃんは沖矢さんに疑惑を抱く。 ちょっとあらすじ上手になってきた? 原作の方が説明しやすいからかも(笑)。さておき、2週目。このシリーズは本当に近年の原作での、事件がおざなりになっているのが顕著に出ている話。人が死んでんだぞ、の連続だよ。回想は4年前くらいの映像。紺青のリシくんは若い頃の赤井さんになった。演出面では、山本監督らしい「字」が見られた。 | 「探偵バッジ」よりもこっち派。 | 「宣戦布告」 (から紅の恋歌) | A | |||||
1020 | 骨董盆は隠せない (後編) | 山本泰一郎 | 吉村あきら | 牟田清司 | 津吹明日香・たなかみほ | 新谷憲 | 9月25日 | |
原作3週目。他所でやるべき話も一旦終わり、全く進展のなかった事件へと戻る。そこでは阿笠博士が依頼していた小皿が出てきた。どうやらこれがヒントらしく。 事件は非常に単純。前編中編、と特に進展がなかったのに、初期も驚きのスピード解決っぷりである。「大炎上」というから紅での宮澤さん曲があるのだが、それが今回流れた。曲に罪はないが、使い方が相当に気に入らない。本筋が絡む話にはとりあえず宮澤曲、という魂胆が見え透いていて嫌だった。 | 選曲担当を別に用意するべき。 | なし。 | B | |||||
1021 | 悪友たちの輪舞 | 扇澤延男 | 大宙征基 | 菅井嘉浩 | 牟田清司 | 高橋恒星・徳倉栄一・清水雄介 | 10月2日 | |
アニメオリジナル回。殴られ死んだ男と、その悪友たちは皆名前が繋がる。しりとり殺しの回転殺人。サブタイトルが好き。要所要所ふざけながらも、しっかりと意味ある物にするところは流石の扇澤さん脚本。悪友たちがテクテクと歩いている描写が少し面白かった。 作画は初登板、マウス。10月だし時期として新しい存在が入ることはおかしくないね。 オープニングはWANDS5期に。映像では明るく可愛く、YAIBAのナマコ男も登場。しかし新一くんのロンドン服が、またもやピンクに戻ってしまったことは残念。 | テロップ大きいね。 | なし。 | A | |||||
1022 | 呪いのミュージアム | 大和屋暁 | 影山楙倫 | 黒田晃一郎・藤野陽介 | 牟田清司 | 長川薫・tofu・山本道隆 | 10月9日 | |
アニメオリジナル回。コナンくん、蘭ちゃん、園子の3人は博物館へ。古代テーマだけあって、呪いに倒れる男の姿あり……。 大和屋さんの脚本に全面的に信頼を置いてしまう、アニメとして面白い回だった。動きあり、タイトルと絡ませ、キャラクターを柔軟に操る。 絵コンテには影山さんが登板。久し振りのコンテは、こんなにも良かったか? と疑問に思う程好きな見せ方をしてくれた。作画はアゼータである……。 | 奥さん役の倉田さん、あの声好きなの。 | 「タッチ」 (から紅の恋歌) | A | |||||
1023 | 汽笛の聞こえる古書店3 | 能塚裕喜 | 大宙征基 | 髙田昌宏 | 牟田清司 | かわむらあきお | 10月16日 | |
アニメオリジナル回。お馴染みのブックカフェでは小説教室が開催。子供にも厳しい蔵書家は探偵団を軟禁してしまう。 古書店シリーズは3回目。アニメオリジナルでシリーズというと「法廷シリーズ」が思い浮かぶがあれは随分と前に終わってしまった為、こうした新しい続き物は歓迎である。アニメオリジナルは時に為になる話があって良い。 作画はBIGBANGでこれまで通り大好きなので、問題無い。 選曲はこの頃から紅を感じる。「ダーク・ムーブメント」や「恋歌」がそう。もっと使っていって欲しい。 | すらりと話してね。 | なし。 | B | |||||
1024 | 大岡紅葉の挑戦状 (前編) | 山本泰一郎 | 河原龍太 | 牟田清司 | 津吹明日香・長野まりえ | 増永麗・たなかみほ・鈴木FALCO | 10月30日 | |
原作回。紅葉の誘いで、新一VS平次の暗号解読対決が始まる。 骨董盆から早い間隔で再来した原作回。下手に本筋を絡めている前回よりも、こういった話は楽しんで見られる。 作画はかなり良い。コンテは山本監督で非常に安定。注目すべきは美術監督である。東監督からスタジオ誉所属の、小山さんに変更。今後どうなるか不安と期待を持っていこう。 | から紅曲が続いた理由、もしや? | 「ひらめき '07」 (CD未収録曲) | A | |||||
1025 | 大岡紅葉の挑戦状 (後編) | 髙木啓明 | 戸澤稔 | 牟田清司 | 佐々木恵子 | 11月6日 | ||
原作2週目。暗号は倉庫へ、そしてジンギスカン鍋へ。火傷を負っていない人間が犯人だ! 原作2週目では構成コンテが髙木さんに変更。平次とコナンくんのふたりの所は綺麗だった。作画はブーメラン。背景は久々に見た3文字の並びで、個人的には安心してしまう(笑)。 選曲は推理らしい数々。「怪人包帯男 (1) '07」は安定しただろうか? 今後も聞きたい。 | さていつ成就するかな? | なし。 | A | |||||
1026 | 言えない目撃者 | 稲本達郎 | 佐藤雄三 | 向山鶴美 | 牟田清司 | 高橋恒星・清水雄介・徳倉栄一 | 11月13日 | |
アニメオリジナル回。続く撲殺に、口も扉も閉ざす男。 稲本さん脚本、とても良い出来で面白かった。 作画はマウス。美術監督はどうやら3人で交代制の様子。新しい流れに思わず楽しい気持ちになった。 | そろそろ義雄が来てもいい頃、か。 | なし。 | A | |||||
1027 | カーテンの向こう側 | 大和屋暁 | 影山楙倫 | 吉村あきら | 牟田清司 | 津吹明日香・佐々木恵子 | 長野まりえ・増永麗・古谷田順久 | 11月20日 |
アニメオリジナル回。阿笠博士と子供たちがレストランで食事をしていると、向かいでは鮮血舞うであろう男女の縺れが。 影を使ったお話で、子供たちの想像力との絡め方が好き。大和屋さんは希望だ。機械的でなくアニメで映える舞台作りは、流石。終盤の推理披露での影は、初期の新一くんを思い出す。小五郎の声を出す姿を、高木刑事には見られていそうなものだが果たして(笑)。 絵コンテでは「影」だけあって、影山さん。元の癖を披露してくれた。 選曲では「洞窟内の逃走 '07」が相変わらず強い力を持っている。「夜のティータイム」も確立が上がり、から紅曲の増加を感じている。 | 餡子に溺れて死ぬ(笑)。 | なし。 | A | |||||
1028 | ケーキを愛する女のバラード | 浦沢義雄 | 髙木啓明 | 黒田晃一郎・藤野陽介 | 牟田清司 | 長川薫・tofu・山本道隆 | 11月27日 | |
アニメオリジナル回。洋菓子店の工場では、社長が餡子に溺れて死んでいた。容疑者ふたりは互いを犯人と思って庇っていく。 浦沢義雄初の死者は餡子塗れである。私としては今回はとても面白かったと思う。実際、人を殺すような人間はおかしくて当然。アニメで見ると可笑しな描写も、むしろリアリティがある物だと思える。 作画はアゼータ、髙木さんコンテ。 | 義雄の言葉や物の選択が素晴らしい。 | なし。 | S |